2016年7月19日火曜日

夏の朝の事件

 夏の朝が好き。空気がまだ暖まる前、草の葉に少し露のしずくが銀色に光る頃、山の畑へきゅうりをもぎに行く。
 夫の実家の家もお姉さんのために撮っておこう。
 「一点の偽りもなく青田あり」と山口誓子が詠んだのはきっと今頃の田んぼ。出穂期が近い。
 きょうも暑くなりそう。わたしたちはきゅうりとナスとトマトとししとうととうもろこしをもいで帰路についた。朝の食卓を楽しみにしながら・・・。
ぽむも自由散歩を終えて車に乗り込んだ。悲劇がそのとき起こった。なんとぽむのしっぽに車のそうじのための「コロコロ」がべたあっとくっついて離れない。家に帰って取ろうとしても痛がってそのうち怒り出す。ぽむがあっちを見ているときにハサミで切ってみたけど全部は切らせてくれない。
どうしようとおろおろしていたけれども、ブラッシングの台に乗せてブラッシングしているときにそっと取らせてくれた。あ~よかった。
 しっぽは幾分貧弱になった。
 でもコロコロがとれてほっとしている。すっごく困った顔をしていたんだけど。
この場所が一番すずしくて好きなよう。ここからキッチンに立つ私をじーっと見ている。

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